国公立大２次試験の前期日程が25日始まった。不景気の影響で比較的学費が安い国公立大には人気が集まり、前期日程の志願者数は26万8229人と昨年より6942人増。募集人員に対する倍率も、前年を0.1ポイント上回る3.4倍となった。

　この日、東京都内は晴れ。文京区の東京大には午前８時ごろ、受験生が次々と姿を見せた。マスク姿が目立ち、仲間同士で円陣を組んで気合いを入れる受験生も。呂布奉先 抱き枕

　将来は生物関係の研究者になりたいという都内の女子高校生（18）は「３年間この日のために頑張ってきた。今日は天気が良く、天を味方にできた気がする」。男子浪人生（19）は「昨年は２次試験であと一歩届かなかった。今年はラストチャンス、絶対に合格する」と話した。

　19歳の娘に付き添って来たという千葉県の主婦（53）は「東大に行きたいという娘の夢の力になりたい。自分は受験できないが、気持ちは一緒」とエールを送った。

　国立大の志願者数は20万7299人で、倍率は前年を0.1ポイント上回る3.2倍。公立大は６万930人で倍率は4.2倍で同0.1ポイント下がった。

　アニメ 抱き枕２次試験の前期日程は全国の国公立156大学527学部で実施。一部公立大が実施する中期日程は３月８日、後期日程は同12日以降に実施される。